絶対ハズさない愛飲ワイン

■フランス銘醸地巡り 白6本セット フランスの白の銘醸地のワインを一挙ご紹介。ボルドーは、品種をブレンドする産地でありますが、他は品種100％のものを集めました。その地域を代表する生産者が手がける、やはり産地の特徴がよく出たワインを厳選しております。ビギナーからプロまで納得いただける内容となっております。

人気ワイン漫画『神の雫』で赤が紹介され、全世界的なブームとなったが、同様に白も高い評価を受ける。2017ヴィンテージはワインアドヴォケイト誌で89点を獲得。リッチで厚みのあるボルドー・ブラン。赤いデリシャスリンゴやパインのシロップ漬け、黄桃などの充実した果実のフレーヴァーにナッツやクッキーの様な芳ばしいニュアンスもある。飲みごたえ十分で、生の魚介ではなく、手の込んだメインディッシュの魚料理とも合せることができる品質。

シャブリ最大の生産量を誇る協同組合であり、品質の上でもトップクラスを誇る。モノポールのグランクリュ、シャトー・グルヌイユはマニア垂涎の逸品である。ワイナリーのエントリーレヴェルであり、最も重要なワインがピエレレである。現在、多くの生産者がエレガント路線や有機栽培に取り組み、柔らかく透明感のあるスタイルのシャブリが散見されるが、シャブリジェンヌは従前と変わらず一環としてクラッシックなスタイルで、重厚なミネラルを誇る濃醇なワイン。硬質なミネラルに守られ、抜栓してすぐは香りが立たないが、経時変化により洋ナシや白い花、リンゴのアロマが立ち上がる。コクのある味わいで、後味に強い塩味（ミネラル）を感じる。シャブリの特徴を明確に体現する1本。

サンセール屈指のトップ生産者（ミレジム誌で特別第一級に分類される）。3種の異なる土壌の畑を有するが、このワインはシレックス土壌から。切れの良い酸味とミネラル感が特徴。ソルダムやアプリコット、ライチのようなジューシーな白い果肉、グレープフルーツやレモンの様な黄色い柑橘、若干のハーブを連想させるアロマ。引き締まったミディアムボディで透明感がある。シャブリのようなアフターの塩味（ミネラル）をやはり感ずる。生ガキや刺身、川魚とは格別の相性である。

マルセル・ダイス、トリンバックと同様に、ワインアドヴォケイト誌の生産者の格付けで最高の5つ星に分類されるアルザス屈指の生産者のエントリーレヴェルのワイン。ビオディナミで造られる。デリシャスリンゴ、白桃のアロマにペトロール香(石油香)を感じる。冷涼な気候を反映して、緩みがなく、引き締まった印象。ドライでストレスなく、さらりと飲めるミディアムボディ。アルザスは生産される大半が白ワイン、シュークルートやキッシュなど家庭で再現できるアルザス料理とも、勿論、相性抜群。

ドメーヌ・フェレと双璧を為す、プイィ・フュイッセを代表する生産者。モダンで早くから楽しめるフェレに対して、ド・フュイッセはクラッシックなスタイルで、バックヴィンテージも素晴らしい。洋ナシやリンゴ、アプリコットやパインなど、充実した果物のフレーヴァーが混然一体となって凝縮されており、厚みとコクを感じる。フルボディと言って良く、果実由来のどっしりとした甘みとクリーミーな乳酸系の味わいが根底に感じられる。コート・ド・ボーヌの白の銘醸と匹敵する深い味わいで、コストパフォーマンスが素晴らしい。

A.O.C.クローズ・エルミタージュの半分以上の生産量を誇る生産共同組合であるが、その品質はワインガイドのワインアドヴォケイト誌、デキャンター誌でも高く評価されている。通常、クローズ・エルミタージュ・ブランの場合、味わいの骨格をなす、マルサンヌと、果実味と味わいに丸みをもたらすとされるルーサンヌ種とのブレンドが一般的であるが、このワインは、補助品種をブレンドせずに、良質なマルサンヌ種100％のみで醸される。白桃やライチ、レモングラスの様なアロマ。滑らかなタッチで、柔らかく飲み口スムーズなミディアムボディ。早くから楽しめる。